■エリザベート辞典■髪「私は髪の奴隷」と言ったほど、エリザベートにとって髪は宝だった。腰までのびた髪を多くの房に編み上げた「回状スタイル」を好んでしていて、毎日3時間かけて手入れを行った。1本でも髪が抜け落ちれば侍女たちを叱りつけるほど髪に対しては神経質であった。洗髪は二週間に一度、卵やブランデーを使用した特製シャンプーで行われた。 ■ダイエット エリザベートは身長172cm、体重50kg、ウエスト50cmといった見事なプロポーションを生涯保ち続けたことも有名な話であるが、これは過度なダイエットに加え摂食障害を患っていたことによる結果であった。ウエストとふくらはぎは朝晩計り、体重は一日に三度計っていた。食事内容も変わっていて、野菜ジュースまたはミルクのみ、子牛のもも肉より搾り取った血などなど。ウーン飲みたくない… ■フランツ・ヨーゼフ(1830-1916) エリザベートの夫でオーストリア皇帝。68年という永きに渡り帝国を治めた長寿者。結婚後、エリザベート以外の女性数人と関係を持ちながらも、生涯エリザベートを愛し続けた。 ■ルートヴィヒII世(1845-1886) エリザベートのいとこでバイエルン国王。リヒャルト・ワーグナーのパトロンであり、壮大な城を次々と建てたことでも有名な人物である。エリザベートの妹ソフィーとの婚約破棄、男色などといった奇行が目立つ人物であったが、ルートヴィヒはエリザベートを崇拝し、またエリザベートも自分と気質が似ている彼に心から共感していた。 ジャンル別一覧
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